私たちの生活の中にすっかり入り込んでいるパソコン、携帯電話、テレビといったものは、すでに必需品となっており使わない日はないのではないでしょうか。
仕事で使う方、プライベートで使う方、仕事でもプライベートでも使う方など、頻度や時間はそれぞれ差があるでしょうが、全く使わない方は少ないのが今の時代といえるでしょう。
これらは、一定の距離で視線を固定させるため、目の細かい筋肉が緩まなくなります。
肩凝り同様、目の筋肉もそれでは凝ってしまいますよね。そこで、まずは目のストレッチをご紹介します。
<目のストレッチ>
顔は正面に向けたまま、眼球だけを次の順番でゆっくりと動かします。
まずは①を1~2セット行い、次に②と③を1~2セット行います。②と③は反対でも構いません。
目のストレッチを行う際、必ずコンタクトは外してから行うようにしましょう。
① 上➡下➡左➡右
② 上➡左斜め上➡左➡左斜め下➡下➡右斜め下➡右➡右斜め上➡上(左回り)
③ 上➡右斜め上➡右➡右斜め下➡下➡左斜め下➡左➡左斜め上➡上(右回り)
このストレッチは、視力を回復するともいわれています。
仕事中に目が疲れたなと感じたら、パソコンから目を離して少しの時間でもこのストレッチを行ってみてください。
さらに、目のピントが合いづらい時や頭が疲れた時には、次にご紹介する目の3点セットも目のストレッチの後に続けて行うと目の疲れを癒しますのでお試しください。
<目の3点セット> 必ずコンタクトは外して行ってください。
1、まずは自分の両耳を触ってみて、硬いところや痛いところを探します。
そこをほぐすように両手で両耳を同時に外側へ向けて強めに引っ張ります。
まるで、おサルの物まねをする時のようなポーズになります。
2、目の上の骨(眉毛の下あたり)のキワの部分を目頭から目尻の方に向かって、
親指で下から上へ持ち上げるように押さえながら滑らせていきます。
最後はこめかみの部分で止め、軽く押し上げます。
3、手のひらのつけ根の部分(手首を反らした時の手首に近いところ)を目の上に当て、
テーブルなどに肘を付けて固定し、両目に同じ程度の圧力がかかるように圧迫します。
気持ちのよい程度に圧をかけたまま、30秒から1分程度続けます。
力を緩めては再び圧をかけるといったように、何回かに分けて圧力をかける方法でも結構です。
目を開けた時に、幾何学模様が見えたり、ぼんやりと見えにくくなりますが、しばらくすると元に戻りますので、はっきりと見えるようになるまではすぐに動かないよう注意してください。 ( 長谷川淨潤『月経美人セルフケア』)