皆さんは、肩凝りに悩んでいませんか。
巷には、電動のマッサージチェアーをはじめ、ハンドタイプのもの、肩に乗せるタイプのもの、あるいは手動式のものなど、実に多種多様なマッサージ器具があり、値段も安いものから高いものまで売られています。
また、街中には「整体」や「マッサージ」などの看板をよく目にします。
10分マッサージなどは、椅子に座ったまま手軽に受けられるためか、ワイシャツ姿のサラリーマンらしき人が日中気持ち良さそうにマッサージを受けているのを見かけます。
肩凝りには様々な原因があるといわれていますが、現代人に多いのは目の使い過ぎによるもの、次に食べ過ぎによるものだそうです。
右の肩凝りは肝臓と関係しており、栄養過剰が原因のことが多く、左の肩凝りは胃や心臓、循環器が原因とされています。
腕のつけ根の後ろ側の水掻きが張っていたり、親指と人差し指の間の水掻きが硬くなっていたら、食べ過ぎによる肩凝りと思い減食を心掛けましょう。
次に、自分でできる肩凝りのためのセルフケアをご紹介します。
1. 首の操体法
どのタイプの肩凝りにも効果的なのが、首を左右に捻じったり、前後に倒したり、回転させます。そして、動かしにくい位置や角度を見つけ、そこからゆっくりと息を吐きながら動かしやすい方へ手で抵抗を与えつつ動かし、フッと力を抜きます。最後に、肩を上げたまま肩甲骨どうしを寄せられるところまで寄せ、一気に力を抜き肩も腕も落とします。
2. 肩上げストン
① 肩をできるだけ上にあげて、その高さを保ったまま背中を広げるように肩を前にもっていきます。
その状態を数秒保った後、一気に脱力したら、しばらく動かずにじんわりと温かくなるのを味わってください。
② ①と同様に肩を上げ、今度は肩甲骨どうしを寄せるように後ろへ肩をもっていきます。
その時の顔は斜め上を向きます。
その状態をしばらく保ったら一気に脱力し、数秒は動きません。
③ 今度は肩を耳に付けるようなつもりで上にあげ、少し保ってから一気に脱力し、そのまま数秒動きません。
3. 目の温湿布
蒸しタオルで10分間ほど温湿布を行います。蒸しタオルはなるべく電子レンジで温めるのではなく、
熱めのお湯でタオルを濡らし絞ってから目に当てます。
冷めたら、再びお湯で濡らし温めて使うことを何度か繰り返します。
電子レンジは便利ですが冷めやすく、使い捨てカイロなどは一定の温度を保つので不向きです。
温度に変化がある方が(初めは熱く徐々に冷めていく)、眼球の弾力を回復させるのに有効です。
(参考文献『東洋医学セルフケア365日』『声が変わると人生が変わる!』長谷川淨潤)